「いつ産まれますか?」
お産を担当しているとよく聞く言葉です。
とくに初産婦さんは出産という初めての経験のため、この陣痛はいつまで続くのだろうと思うのはよくわかります。
助産師は子宮口の開き具合、陣痛の間隔、痛みの場所、赤ちゃんの心音の聞こえる位置、産婦さんの表情、経産婦さんの場合は前回のお産にかかった時間などから赤ちゃんの産まれる時間を予測します。
けれども、お産の進みぐあいは、人により千差万別です。予測どおりに進む場合もあれば、予測が外れる場合もあります。
だから大体の時間をお伝えできることもあるけれど、「〇〇時に産まれるよ」とはなかなか言ってあげられないのです。
お産をすすめる方法はいろいろありますが、赤ちゃんが産まれるその時を「待つ」というのがお産の大部分なのではないかと思います。
いつ産まれるかはお伝えできないけれど、一緒に待つことはできます。
一緒に赤ちゃんが産まれるその時を待ちましょう!