陣痛が始まる前
なんとなくいつもと違う予感を感じたり、はっきりくるぞと実感したり人それぞれ。
それが最初の波。
その波をキャッチして陣痛を迎える。
ここからが波のりの始まり。
私たち助産師は波をみることが得意。
始まりだしは弱い波、そうはいっても痛いは痛い。
でもまだまだ大きくなってくる前にママの力を引き出しておきたい。
それが必ず後で役に立つから。
この時はそっと様子みながら、痛みに耐性をつけてもらいたくて。
その人に必要なアクティブ(食べる、動く、寝る、シャワーする)を選択して一緒に過ごし。
そのうちお産が進みだすと大きな波に。
この時は離れずそばで寄りそい。
陣痛の波を感じながら、マッサージしたり、雑談したり、呼吸をしたりして波の強さをはかり。
触れる手からいろいろなことが伝わってきます。
ママの気持ち、お産の進み具合などそこをうまく波に乗せて力を引きだす。
触れた手から、温かい安心が伝わっているといいなと願いながら。
大丈夫、そばにいます。
それが助産師です。