K.M様 初産婦
元々無痛分娩を考えていましたが、感覚が無い状態で産むことへの不安、
昔のスーパー産婆さん(！)のエピソードなどがきっかけで、こちらの院内助産に辿り着きました。
初診の際、受付の方がニコニコ明るくて、助産師さんの問診も丁寧で、「初めて産婦人科で人間扱いされた、、、！」と衝撃を受けました（笑）
朝倉先生の診察が面白くて、モニター画面の中の自分のお腹がプルプル震えていたのをよく覚えています。
産前の助産師外来から白井師長にもお世話になりました。
初診から時間をたっぷり取って家族関係や食生活などたくさんの話をしました。浮腫や冷えのようなマイナートラブルは日々の服装や習慣を見直す必要があると知り、
自分のこだわりとの葛藤が始まりました。
３０週で逆子になった時には、お灸やトレーニングもルーティンに加わり、自分を隅から隅まで見つめ直す過程は身体よりも気持ちがヘロヘロになり、
こんな頼りない状態で母親になれるのかと自信をなくしたこともありました。でも、全部完璧にできなくても自分が辛くならずにできる範囲ってどれくらいだろう？
お風呂に浸かる時間にお腹の子に話しかけてみようかな？と自分自身で考える良いきっかけになりました。
逆子チェックの臨時健診では院長の根本先生にお世話になりましたが、初めてにも関わらず大変親身になって下さり、とても質問しやすい雰囲気でした。
色々伺いましたが、原因から対処法に至るまで分かりやすく説明して下さいました。
ちなみに朝倉先生も必ず診察の最後に「何か質問ありますか？」と聞いてくださるのですが、あの気さくで楽しい診察の後は不思議と心が軽くなり、
気になっていたことをすっかり忘れることが多かったです（笑）
妊娠後期の頃、朝倉先生の診察の時に主人が緊張気味なのが気がかりだとこぼしたら、「自分は産婦人科医だけど、それでも自分の時は何もできなかったよ」と
同席していた主人に共感を示して下さり、ようやく夫婦共に心構えができたような気がしました。
実際のお産でも様々な感情に向き合いました。痛みや嘔吐で驚く間もなく、朦朧とする意識の中で体勢を助産師の皆さんにゴロゴロ変えてもらいながら、
白井師長の「お産は波乗り」という言葉を実感していました。
いきむのが怖くて、「こんなに力入れるの！？会陰が切れちゃいそう、痛いのやだなぁ、勇気が出ない、気を失ったらどうしよう、もう疲れた、さっき旦那さんに頑張るねと
言ったけど撤回したい、、、」と、ネガティブな気持ちとずっと戦っていましたが、とにかくこの不安な状況にも慌てず、今この瞬間の白井師長の声かけに身を委ねて、
なんだかよくわからなくても思い切ってお産の波に飛び込まなければならないのだと分かりました。
途中で白井師長がかけてくださった「強いね」「骨盤も温かいね、今までの賜物だよ」の一言に自分を奮い立たせて乗り切ることができました。
お産中は主人のこともたくさん励まして下さり、どうもありがとうございました。
入院中は、受付・厨房・掃除の方に至るまで温かく声を掛けて下さいました。
代わる代わる来て下さる助産師、鍼灸師の皆様に色々質問しては授乳などの練習に付き合って頂き、充実した時間を過ごす事ができました。
綺麗な器や飾り切り、彩りを考えられた食事は当然美味しくて、丁寧に作られた食事にお祝いの気持ちをひしひしと感じました。
院内助産を利用して印象的だったのは、スタッフの皆様の団結力です。
それがよく表れていると感じたのは、皆様が常に「師長がいつも〇〇って言ってるでしょ～」と冗談めかして話題にしていたところです。
それはきっと、白井師長の方針が一貫していて、その仕事ぶりを皆様が信頼しているからではないかと思いました。
そんな皆様がいたからこそ、皆様の胸に飛び込む気持ちでお産という一大イベントを終えることができました。
スタッフお一人お一人の方に本当に感謝しております。どうもありがとうございました。
♪スタッフより♪
「よくがんばりました。えらかった。」
不安から妊娠期はスタートします。でもよく話をしてくれて話を聞いてくれて、次に来るときまでの目標をたて、
自分の体にも心にもよく目を向けて、そしてケアをし続けて、お産を迎えました。
「がんばり続けたことに無駄な事は一つもない」を実践できました。
パパも少しずつ慣れてくれて、話をしてくれるようになって、
産まれた時のパパの「お産ってすごすぎる、すごいな」の一言が、ママをたたえる何よりの言葉だったと思います。
本当に嬉しそうだった。そんなパパの表情を見せてもらえたこと、
ママの達成感に満ちた表情もとても嬉しかったです。
また、たくさんのお言葉を頂き救われる思いです。こちらこそ感謝です。
